ハネムーンには終わりがある

シンデレラストーリーは、最後まで描かれていないのが普通です。「シンデレラは王子様と幸せに暮らしましたとさ」で終わっていて、本当にずっと愛し合って暮らすことができたかどうかまでは描かないもの。世の中には死ぬまで愛し合って暮らす人もいるのかもしれませんが、ほとんどの場合、愛はどこかで冷めてきます。シンデレラはいつまでもずっと同じ気持ちで王子様と愛し合うことはできないでしょう。それがゆえに、物語は途中で終わっているのかもしれません。

恋愛時代と同じレベルでいつまでも愛し合うことなどできるはずがない、ということを多くの人が知っているにもかかわらず、なぜか新婚カップルの多くは「永遠」を信じようとしてしまいがちです。そのため、キスの回数が減ったり、性生活の頻度が減ったりすると、「愛が冷めたのか」と危機感を覚えたりする人がいます。実際のところ、ほとんどすべてのカップルが、それを経験しているのです。

誰にでもハネムーン期間があり、いずれは終わるもの

「愛の魔法」という言葉があります。新婚カップルの多くがその魔法のおかげで、雲に乗った気分になることができます。ハネムーンは1週間から2週間程度でしょうけれど、新婚のウキウキした気分の状態「ハネムーン期」は、1年から2年続くと言われています。つまり、結婚して2年もすると、誰でもウキウキ感の喪失を覚えるのです。そして、このハネムーン期の終了とほぼ同時期に、性生活の回数は半減するのが一般的です。結婚当初には毎日していた人たちは週に3~4回程度に、一日おきにしていた人たちは週に2回程度に減ってしまいます。良し悪しはともかく、それが一般的な傾向ということです。

ハネムーン期のおかげで夫婦は絆を強め、互いの体を知ることができます。もし、結婚当初から週に1回程度しかしていなければ、相手の性感帯やオーガズムのタイミングをつかむのに時間がかかってしまいます。短期間に熱心にセックスするおかげで、気持ちの良い性生活をつかむことができるわけです。逆に考えれば、ハネムーン期は「やりすぎる」期間ともいえるでしょう。ノーマルレベルを超えているので、それを過ぎた頃には、ノーマルに戻ると考えられます。ですので、結婚2年たって回数が減ったと感じた時には、「普通になった」と考えれば何も問題はないことになります。

性生活は回数だけで決まるものではない?

古代中国の思想家孔子は、「50才までは、男性は5日に1回はセックスをすべきである」と述べています。その程度の頻度が妻を悦ばせるための最低ラインと考えていたのです。ただ、性生活の質をはかる目安は、頻度だけではありません。内容も重要で、いくら回数が多くても妻が全然「いったことがない」というのでは意味がないでしょう。

ハネムーン期が過ぎれば回数は当然のごとく減っていくものですが、内容の充実に向けた努力をすることで、性生活に関する満足度は上げることもできるはずです。

新婚当初は一種の「魔法」にかかった状態で、誰もが頻繁な性生活を求めます。それは一定期間が過ぎれば冷めてしまう情熱なので、冷めたあとに、内容を充実させる努力をすることが大切でしょう。それが、セックスレスを回避することにつながります。