セックスは朝食に似ている!?

夫婦生活のあり方は家庭ごとに異なり、それこそ十人十色、千差万別でしょう。共通しているのは、結婚してまもない頃には、さまざまなことにチャレンジすることです。朝は、コーヒーだったり紅茶だったり、目玉焼きだったりゆで卵だったり、ベーコンだったりハムだったり。夜は肉や魚、シチューや鍋と毎日変わります。毎日毎日変えていくのは、主婦にとっては結構大変な仕事です。そのため、次第に一定のパターンができ上がってくるものです。

夕食は毎日メニューが変わるとしても、朝食はほぼ同じものとなることが多いようです。トーストとコーヒー、サラダに、何かプラスされるというようなパターンができてきます。性生活についても同じで、最初の頃はいろんな体位を試してみたり、おもちゃを使ったりしていたものが、次第にひとつの形式になってきます。それはそれで安定した性生活に必要なのかもしれませんが、ワンパターンなセックスに不満を抱く妻も少なくありません。結果として、性の満足度が低下して、セックスレスの原因となることもあるのです。

セックスはパターン化されるもの

どんな作業も、毎日続ければ一定の「型」ができてくるものです。夫婦の形、家族の形も同じで、性生活についても同様です。あるアンケート調査によると、結婚して1年から2年の間に、性生活に一定の型ができあがるそうです。ベッドに入るきっかけ、誘い方、夫が最初に妻のどこに触れるか、どこをどう愛撫するか、妻は夫の性器を愛撫するかしないか、どう口にふくむのかといったことの、決まりがでます。お互いに相手がどうすると気持ちよくなるかを考えた上で固まるものですし、特に夫は妻のあえぎかたやイキ方を観察してどうすべきかを検討して、ベストなパターンを構築します。

しばしば、「夫のセックスはワンパターン」と不満をもらす妻がいますが、実は誰でもワンパターンになるのです。不倫相手とのセックスに、「夫とは違う」と喜ぶ女性も、その男性との性交回数が増えれば増えるほど、パターンができてしまい、いずれは不満が生まれるはずです。

ときには違うパターンを試すことも必要です

女性の体は進化するものです。もちろん男性も加齢とともに変わる部分もありますが、女性の場合には、性生活における感度がどんどん良くなっていきます。若い女性にはオーガズムを感じたことのない人が大勢いて、「イクということがわからない」という人は少なくありません。「40代になって初めてイクことを知った」という女性は実はとても多く、20代、30代の女性の半数以上がオーガズムを知らないとも言われています。妻の体が変わっていくことを前提にすれば、セックスのパターンも変えるべきでしょう。

いつもより愛撫の時間を長くしてみたり、最初に触れる場所を変えてみたり、夫婦生活の曜日を変えたり、夜ではなく朝起きた時にしてみたり。正常位ばかりでなくバックスタイルや騎乗位を試してみたり、寝室ではなくキッチンでしてみたりと、アレンジはいくらでもありえます。そうした工夫が、セックスレスを回避することにつながります。

朝食は毎日同じものでも飽きません。でも、普段見かけないフルーツが皿にのっているだけで、新鮮な朝に変えることができるでしょう。性生活にも、そんなフルーツが必要なのです。