もっと稼いでよ

あるアンケートによれば、「良い夫婦」を自認しているカップルの多くが、「言いたいことを我慢している」と答えています。そして、「良い夫婦」の半数が、「言いたいことを言えず」にストレスを感じているそうです。そういう関係を「良い」というのかどうかという点が疑問にはなりますけれど、本音でぶつかり合うという夫婦は多くはなさそうです。
必ずしも本音で語り合うことが良いこととは限らないかも知れませんが、相手の正直な気持ちを聞くことが、家族として生きていく上で必要な場合もあります。「本音」は相手を傷つけることもありますが、「言えないこと」が自分を傷つけることも多いです。どうすれば、傷つけあわずに言えるのかを考えることも重要です。
少なくとも、「相手の本心」を知らないことを残念だと思う気持ちは必要です。

あなた、もっと稼いでよ!

妻が夫に言えない言葉のNo.1は「もっと稼いで」。決まった収入の中で、家計をやりくりするのは妻にとってはストレスです。夫にしてみれば、「十分稼いでいる」「俺が一所懸命働いて稼いだ中でやりくりするのは妻の義務」「やりくりがヘタ」「無駄遣いが多い」などと思えるかも知れません。
妻の方も、働いている夫への感謝もあるし、上手にお金を使ってゆとりのある生活を作るのが自分の役割だとはわかっています。だからこそ、申し訳なくて言えないでいます。「もっと稼いで」と。
家族にもっと美味しいものを食べさせたい。子供たちに素敵な服を買ってやりたい。習い事をさせたい。良い学校に入れたい。少しは貯金をして将来に備えたい。妻は、家族の幸せのために「もっと、稼いで」と望んでいるわけです。決して自分の贅沢のためではありません。

妻に言わせてあげましょう

男性にとって仕事の活力は家族から生まれます。家族を養い幸せな笑顔を作ることが、働く意欲につながるものです。自分がもっと頑張って、良い仕事をし昇進昇給したいと願うなら、家族が何を望んでいるのかを知るべきです。
いきなり妻に「もっと稼いで」などと言われたら、腹が立つでしょう。妻もそれが分かっているから言えないでいます。しかし、妻の本音をはっきり聞くことが、自分にとって役に立つのなら、聞いておくべきではないでしょうか。
一度、妻に水を向けてみましょう。現在の収入に満足しているのかどうか。どの程度の収入なら満足できるのか、どんなことにお金を使いたいのか。

妻の不満の多くは、家族の幸せにつながるものです。真摯に聞く耳を持ってみませんか?