「夫にないもの」を求める不倫妻たち

不倫願望を持つ人妻が2割いるというアンケート調査もありますが、今の世の中では、女性の「浮気」が珍しくはなくなってきています。昭和の初めまでは人妻の「不貞行為」が犯罪だったことを考えると、時代は大きく変わりました。「貞淑な妻」という価値観が薄れ、多くの既婚女性がタイミング次第で夫以外の男性とのアバンチュールを楽しんでしまうようになっています。とはいえ、積極的に不倫活動をする女性は多くはありません。出会い系サイトなどを使って相手を探す人は一般的ではなく、多くは偶然の出会いいから始まっています。

女性たちの「心の隙」はどんなところから生じているのでしょうか? 浮気をする女性に共通しているのは、「夫にないものを望む」ということ。裏返せば、夫に対する不満が根本にあると言えるでしょう。夫婦生活を円満に保つためには、夫は妻の不満に敏感になる必要があります。

結婚生活に欠けているのは、セックスの悦び

1970年前後までは、わが国における結婚のきっかけは「お見合い」でした。それが時代とともに「恋愛」にシフトし、今ではほとんどの結婚が恋愛によるものとなっています。お互いが惹かれあい、性的にも結ばれてゴールインするわけですが、長く一緒に暮らしていると、段々相手に欠けているものが見えてくることがあります。見合い結婚の場合には、ほどほどのところで「妥協」しているため、結婚後に不満を感じても折り合いをつけることができますが、恋愛の場合にはそれが難しくなります。

特に、性的な面においてはそれが顕著に現れます。独身時代には燃えあがった関係も、日常生活の中で次第に情熱を失い、ベッドで過ごす時間も短くなります。新婚当初は毎日あった夫婦生活が、二日に一度、一週間に一度、ひと月に一度と減っていき、セックスレスにつき進んでしまうケースも少なくありません。男性は仕事のストレスが強くて「セックスどころではない」と諦めますが、女性は「ストレスをセックスで発散したい」と望みます。いつの間にか、妻は性的欲求不満状態に陥ってしまうのです。

「安らぎたい」と不倫に走る妻たち

働く女性が増えたことで、妻たちも家庭内のことだけでなく職場のストレスも抱えるようになってきています。そのため今は、男性以上に女性が疲れています。疲れた心と身体を休めるために、夫に性的に満足させてもらいたいと思っていても、夫の方はなかなか相手にしてくれません。そのため妻たちは、性的なストレスをも抱えるようになってしまいます。「誰かにいやしてもらいたい」と考える妻たちは、ほんのちょっとしたきっかけで、他の男性に抱かれてしまいます。

たとえば、職場の飲み会で優しくしてくれた隣の男性、カラオケで盛り上がり意気投合した男性、高校や大学の同窓会で久しぶりに会った男友達。最初からセクシーな感情を持っていたわけではないのに、肌が触れ合い、気持ちが触れ合うことで、性的な欲求に火がついてしまうのです。多くの不倫が、ほんのはずみで生まれています。

妻たちは、夫との精神的なすれ違いと性的な欲求不満から、ふとしたきっかけで不倫にはまってしまいます。夫たちは、妻の「女としての情念」に早く気がつくべきでしょう。