挨拶をかわさない家庭は冷えていく

夫婦の間に挨拶はありますか?  思い返してみて下さい。朝に起きて、相手にその日初めて会った時「おはよう」と声をかけているでしょうか。家に帰ってきた相手を出迎えて「おかえり」を言っているでしょうか。疲れている相手への「お疲れ様」や何かをしてくれた時の「ありがとう」をちゃんと言えているでしょうか。

挨拶は一見どうでもいいように思えるかもしれません。しかし、挨拶はただの言葉ではなく、れっきとした力を持っています。挨拶を大切にすれば夫婦の仲は暖まりますし、おろそかにしてしまえば仲は冷めていくのです。 まずは挨拶が持つ効果について確認し、挨拶をかわせる暖かい夫婦を目指しましょう。

夫も妻も疲れている

当たり前のことですが、夫も妻も普通の人間です。ロボットではないのですから、生きていれば疲れやストレスが溜まっていきます。 そういったものをうまく解消したり、ごまかしたりしながら人は生きていくものですが……その助けになるのが、挨拶です。 仕事や家事で疲れている時に「お疲れ様」とねぎらってもらったら嬉しくなりませんか? 体の疲れはともかく、心は少し軽くなるはずです。

「おはよう」と声をかけてもらえたら、憂鬱な朝でも少し起きやすくなるとは思いませんか? 嫌なことが待っている日でも、困難に立ち向かう気力がわいてくるはずです。 こういった小さな挨拶のくりかえしが、生活を続けるうちに大きな積み重ねになっていきます。何もせずに疲れをためていけば、その疲れは重く苦しいものへと膨れあがり、背負い切ることができなくなってしまうでしょう。しかし、毎日少しずつ疲れを取り除いていけば、疲れを積み重ねることなく、明るくにこやかに生きていくことができるのです。

何かをしてもらえるのは当たり前じゃない

夫婦の間で特に忘れられがちな挨拶が「ありがとう」です。 これが忘れられてしまう理由は簡単。夫婦だから、何かをしてもらえるのは当然のことだと思ってしまうからです。 しかし、誰かに何かをしてもらうのは当たり前のことではありません。相手はそのために自分の時間や労力を割き、心を砕いているのです。

相手に何かをしてもらえたなら、しっかりと「ありがとう」を伝えるべきでしょう。お礼の言葉は相手の疲れをねぎらい、気分を軽くしてくれます。 心が通じているから大丈夫、などと考えてはいけません。口に出すのと出さないのとでは違いは大きく、「心が通じている」なんて言い訳で疲れをごまかせるのは新婚のうちだけです。

挨拶は笑顔と会話をくれる

挨拶をしようとすると、自然と笑顔になってはいませんか? 暗い顔のまま挨拶をする人はそう多くないはず。 笑顔で挨拶をすれば、それを見た相手もつられて笑顔になります。すると、そんな相手につられて自分もまた笑顔になって……という笑顔の連鎖が起こるのです。

挨拶になれていないと、最初はちょっと無理に作った笑顔になってしまうかもしれません。しかし、それでもまずは始めてみましょう。最初はぎこちなくとも、そこから本当の笑顔が引き出されることもあるのです。

また、挨拶は会話のキッカケになります。 「おはよう」と挨拶をしたことから、今日の天気や予定の話が膨らんだことはありませんか? 「お疲れ様」から仕事の苦労話や笑い話につながったことは? このように、挨拶は会話を切り出すチャンスになり、そして会話の多い夫婦は相手を思う気持ちが強くなるのです。